2019年6月24日(月)

電力スポット、前年比8割高 大雪・寒気で需要急増

2018/1/23 22:08
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電力の卸売市場でスポット(随時契約)価格が上がっている。日本卸電力取引所の価格は2017年1月の月間平均に比べて8割高く、3年1カ月ぶりの高値水準だ。関東地方の大雪や気温低下で暖房用の電力需要が膨らんだ。市場経由の電力調達が増えており、スポット価格は高水準を保つ可能性が高い。

24日渡し(24時間平均)の価格は1キロワット時18.21円だった。午後5時半渡しの価格が35円を超え、24時間の平均価格を押し上げた。5時半渡しの価格上昇は、夕方に帰宅してから部屋を暖めるのに必要な電力の需要が大きく膨らむためとみられる。

22日から大雪となった関東は23日も広い範囲で積雪が残り、未明は氷点下の冷え込みになった。週末にかけて北日本から西日本の日本海側を中心に大雪になる見込みだ。前回スポット価格が18円を上回った14年12月中旬も、北海道や東北が暴風雪に見舞われた。

取引所は「積雪による太陽光発電の落ち込みに対する懸念も、買いが強まった一因」とみている。雪がやみ翌日に晴れても、太陽光パネルが雪に覆われて発電できない場合がある。

価格が上昇する一方、売買も増えている。1日当たりの取引量は前週から連日2億キロワット時を上回り、22日渡しは2億2259万キロワット時と過去最高を更新した。大手電力会社は小売りせずに余った分を日本卸電力取引所を通じて市場に供給している。各社が放出量を増やし、市場取引が拡大している。

気象庁が18日発表した向こう1カ月の予報によると、平均気温は沖縄・奄美を除いて70%の確率で平年を下回る見込み。強い寒気が流れ込みやすく、日本海側で降雪量が多いという。液化天然ガス(LNG)など発電燃料の価格が上昇していることもあり、この冬の電力スポット価格は強含む可能性がある。

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