2018年8月20日(月)

さいたま市で欧州野菜の料理コンテスト

2018/1/23 23:00
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 さいたま市の若手農家などでつくるグループ、さいたまヨーロッパ野菜研究会は、埼玉県内の若手料理人を対象にした料理コンテストを開いた。若手料理人が活躍する機会をつくり、一般の人にも欧州野菜のおいしい食べ方を知ってもらうのが狙い。2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、欧州野菜をさいたま市の食文化に育てることをめざす。

若手料理人らが味や彩りにこだわった料理を披露した(21日、さいたま市)

 21日に埼玉ベルエポック製菓調理専門学校(同市)で、県内の飲食店に勤務する35歳以下を対象に「さいたま市長杯さいたまヨーロッパ野菜料理コンテスト」を開催。カリフローレ、チーマ・ディ・ラーパ、カーボロネロなど7種類の野菜のいずれかと、協賛するキユーピー、キリンビールの調味料、酒などを使用することを条件に、18人が腕を競った。

 コンテストは昨年から開催。今年はフランス料理やイタリア料理以外にも活用の幅を広げようと、洋食冷菜、洋食温菜、スイーツに、新たに和食と中華・エスニックを加えた5部門を実施。消費者の視点を反映し、交流サイト(SNS)での情報発信も狙い、審査員の一部も公募した。

 欧州野菜の味や色合いを生かした作品が並び、ハイレベルな争いとなった。スイーツ部門で最優秀賞となった三橋の森ラ・クラリエール(同市)の斉藤亜美さん(22)はトマトベリーを使ったレアチーズケーキを披露。「一般の人がまだ知らない野菜の魅力を掘り起こす楽しさがある。独自性のある商品を作っていきたい」と笑顔を見せた。

 同研究会は13年に市内の若手農家、レストラン、種苗会社、市産業創造財団などが連携し発足。飲食店のリクエストを受けて新鮮な欧州野菜を少量多品種で供給する仕組みで販路を急拡大しており、県内約1000軒、都内約200軒の飲食店に販売している。

 10種類の野菜を使ったテリーヌを作ったヴィラ・デ・マリアージュさいたま(同市)の清野静香さん(23)は「畑を見学し、きれいでおいしい様々な作物を育てていることに魅力を感じ、料理で表現したいと思った」と話す。

 同研究会は飲食店向けだけでなく、一般家庭向けの販売も広げることを模索している。レストラン運営、ノースコーポレーション(同市)社長で同研究会の北康信会長は「欧州の人にとっては慣れ親しんだ野菜。五輪のおもてなしで使ってもらい、レガシー(遺産)にすることを目標に、さいたまの食文化として根付かせる取り組みを進めたい」と話している。

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