2019年9月23日(月)

大川小控訴審は4月判決 遺族和解拒む、市「残念」

2018/1/23 18:03
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東日本大震災の津波で犠牲になった宮城県石巻市立大川小の児童23人の遺族が、市と県に損害賠償を求めた訴訟の控訴審が23日、仙台高裁で結審した。判決は4月26日。

双方の代理人弁護士によると結審後、小川浩裁判長が和解の意思を尋ねたが、遺族側が応じなかった。市側代理人は「和解を望んでいたが、残念だ」と話した。

この日は、双方が最終準備書面を提出。遺族側は「学校や市は津波を想定した危機管理マニュアルを整備する義務を怠っており、過失は重大」と指摘した。市側は「当時の科学的知見では津波襲来を予見できず、マニュアルに不備はない」と主張した。

控訴審では、マニュアルの整備や教職員への防災教育といった事前防災に、市が適切に取り組んでいたかどうかが主な争点となった。

2016年10月の一審仙台地裁判決は、津波襲来の約7分前までに学校前を通った市の広報車が高台避難を呼び掛けており「津波は予見できた」と判断。裏山に避難させなかった学校側の過失を認め、県と市に14億円余りの賠償を命じた。その後、双方が控訴した。

大川小では津波で児童74人と教職員10人が死亡、行方不明となった。うち児童23人の遺族が14年3月、計23億円の損害賠償を求め提訴した。〔共同〕

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