2019年6月19日(水)

JDIが指紋センサー、液晶技術を多面展開
新規事業を3年で2倍に スマホ依存脱却急ぐ

2018/1/23 15:48
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ジャパンディスプレイ(JDI)は23日、液晶パネルの技術を応用した指紋センサーを開発したと発表した。透明なガラスにセンサーを搭載し、スマートフォン(スマホ)のほか玄関ドアやクレジットカードにも個人認証機能を持たせられる。既存のディスプレー技術を多面的に展開して、スマホや車載向けパネルに次ぐ第3の柱となる新規事業を育てる。

ディスプレー技術を応用して指紋センサーを開発した(23日午後、東京・千代田)

新開発の指紋センサーはガラス基板に電子回路を形成して、指紋の凹凸を細かく読み取ることで個人認証する。指が触れたことを感知するタッチパネルの静電容量方式を応用して指紋の凹凸を細かく認識する仕組み。透明のガラスにセンサー機能を搭載できるのが特徴だ。既に特定顧客の個別製品の開発も始まっており、2018年中に量産するという。

JDIは同日、都内でスマホと車載以外の事業を担当する「ディスプレイソリューションズカンパニー」の事業説明会を開いた。指紋センサーのほかウエアラブル端末やVR(仮想現実)機器向けのパネルといった新規事業の育成を急ぎ、同カンパニーの売上高を現在の500億円程度から21年3月期に1000億円規模に倍増させる目標を発表した。

JDI執行役員の湯田克久カンパニー社長は「ディスプレーのハード販売に固執せず、新しいマーケットでビジネスを創出していく」と話し、異業種との連携や課金型のビジネスモデルを模索していく考えも示した。JDIは販売額の浮き沈みが激しいスマホ向けパネルで8割超の売上高を稼いでおり収益が安定しておらず、新規事業の育成が急務となっている。

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