2018年12月18日(火)

大使館エルサレム移転「19年末までに」 米副大統領

2018/1/23 0:33
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【エルサレム=佐野彰洋】イスラエル訪問中のペンス米副大統領は22日、イスラエル国会で演説し、2019年末までに米大使館をテルアビブからエルサレムに移転させると表明した。パレスチナ側やイスラム圏諸国の反発は必至で、米国が仲介する形の和平交渉再開は一層困難になった。

トランプ政権が移転時期を明示したのは初めて。トランプ米大統領は17年12月、エルサレムをイスラエルの首都と認定、大使館移転を指示した。

ペンス氏は国会演説で「来年末より前に大使館を開く」と表明。議場にいた議員や傍聴者は立ち上がって拍手を送った。イスラエルのネタニヤフ首相は17日「移転は1年以内」との見通しを示したが、その時はトランプ氏が年内の移転はないと打ち消していた。

トランプ政権は大票田として、親イスラエルが特徴のキリスト教保守派の意向を特に重視する。首都認定に積極的だったとされるペンス氏のイスラエル訪問に合わせ、移転時期を明確に示して最大限の好印象を残すことを狙ったとみられる。

「(ペンス氏の演説は)過激派への贈り物だ。米国こそが問題の一部だと証明した」。東エルサレムを将来の独立国家の首都と位置付けるパレスチナ自治政府の高官は、ツイッターで強く非難した。自治政府は首都認定に猛反発。和平プロセスの凍結を決め、米国の仲介を拒否した。米国とイスラエルへの抗議行動の大規模化や、過激派勢力によるテロが発生する懸念も強まっている。

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