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仏サノフィ、米血友病薬企業を約1兆2800億円で買収

【パリ=白石透冴】仏製薬大手サノフィは22日、血友病治療薬を手掛ける米バイオベラティブを116億ドル(約1兆2800億円)で買収すると発表した。サノフィはM&A(合併・買収)を通じた収益構造の見直しを積極的に進めている。血友病は発症例が少ない病気の一つだが、治療薬の市場は成長性が高いと判断した。

バイオベラティブは2017年に米バイオジェンから分社しており、血友病を含む血液疾患の治療薬を研究開発する。16年度の売上高は8億5千万ドル規模だった。

体内での薬効が長く続きやすい「イロクテイト」や「アルプロリクス」で血友病治療薬をリードした実績があり、サノフィは開発力に期待して買収を決めた。

株価の19日終値に64%のプレミアムを上乗せした1株当たり105ドルで株主から買い取る。2月中にも買収手続きを始める。サノフィにとっては、11年に米バイオ医薬大手ジェンザイムを約201億ドルで買収して以来の巨額案件となる。

サノフィのブランディクール最高経営責任者(CEO)は「今回の買収で、当社は患者数の少ない疾患の治療薬分野で存在感を高められる」とのコメントを発表した。

同社によると、血友病患者は世界に少なくとも約18万1千人いる。治療薬は約100億ドルの市場で、患者数の少ない疾患の治療薬の中では最大とされる。22年まで年約7%で拡大すると見込まれる。

サノフィは近年、M&Aを成長の柱の一つに据える姿勢が明確だ。失敗した案件もあるが、17年7月には米ワクチン中堅プロテインサイエンスを7億5千万ドルで買収すると発表している。

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