2018年12月16日(日)

米VCプラグ・アンド・プレイ、渋谷でIoTイベント

IoT
2018/1/22 18:54
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米シリコンバレーを拠点とする有力ベンチャーキャピタル(VC)のプラグ・アンド・プレイは22日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」分野のスタートアップ企業を紹介するイベントを都内で開いた。渋谷のインキュベーション施設に、起業家や大企業の関係者ら300人ほどが参加。国内外のスタートアップ10社が事業モデルをアピールした。

プラグ・アンド・プレイのIoTイベントには起業家や大企業の関係者ら約300人が参加した(22日、東京・渋谷)

「メーカーなど日本の大企業と協力していきたい」。ワイヤレス技術を手掛ける米ニコラ・ラブズ(オハイオ州)のウィル・ゼル最高経営責任者(CEO)は、IoTを支えるセンサーの充電技術をアピールした。「Wi―Fi(ワイファイ)のように無線で充電できる」(ゼルCEO)のが特徴だ。プラグ・アンド・プレイが日本で始めた支援プログラムの第1陣に選ばれ、日本展開を視野に入れている。

米シリコンバレーでグーグルなどのエンジニアを経て、IoT関連の米MODE(モード、カリフォルニア州)を立ち上げた上田学CEOは基調講演で「IoTはメーカーなどハードウエアを持つ日本企業にとってチャンスが大きい分野だ」と強調した。IT(情報技術)企業は既存のビジネスモデルを覆すディスラプション(創造的破壊)を起こしてきたが、「IoTの世界ではすでに世の中にあるビジネスとの連携が大きく問われているからだ」(上田氏)。

競技場など人が大勢集まる施設や道路などに活用できるセンサー技術を紹介したのは、米モーションロフト(カリフォルニア州)。2月には米テキサス州ダラスにあるアメリカン航空の屋内競技場で行列解消に応用するという。ジョイス・リートマンCEOは「日本では大手通信キャリアと提携した。利用者が多い東京の駅や交通機関でも応用できるのでは」と日本展開への期待を示した。

プラグ・アンド・プレイは、世界最大級のアクセラレーター(起業家学校)として知られ、世界13カ国・25カ所にインキュベーション施設を持つ。スタートアップへの投資も手掛けており、これまでに米ドロップボックスなどを支援した。世界全体で昨年出資したスタートアップは「260社を超えた」(日本法人のフィリップ・誠慈・ヴィンセント社長)。日本では年10社ほどに出資する計画だ。

通常は起業家が投資家や大企業に事業をアピールすることが多いスタートアップのイベント。この日は、大企業の担当者らがスタートアップとの協業への思いを発信する「リバース・ピッチ」も行われた。プラグ・アンド・プレイと提携する東急不動産やパナソニックデンソー、フジクラの担当者らが登壇した。

(企業報道部 駿河翼)

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