2019年3月20日(水)

デリー33億円調達 料理動画、第2ステージの競争へ

2018/1/22 17:12
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料理動画サービス「kurashiru(クラシル)」を運営するdely(デリー、東京・品川、堀江裕介社長)は22日、ソフトバンクなどから33億5000万円を調達したと正式に発表した。クラシルのサービス拡充や新規事業の開発などに生かす。急速に拡大してきた料理動画サービス市場の競争は第2ステージに突入している。

動画を撮影するデリーのスタジオ(東京・品川のデリー本社)

デリーはソフトバンクのほか、ヤフー投資子会社のYJキャピタルやアカツキ、ユナイテッドなどを引受先とした第三者割当増資を実施した。堀江社長は資金使途について「引き続きクラシル関連の広告宣伝とコンテンツを増やすほか、人件費も増える。新規事業やM&A(合併・買収)にも備えて資金を手当てした」と説明する。

料理の材料や手順をわかりやすく説明する料理動画の市場はここ数年で急激に拡大している。2016年開始のクラシルのアプリダウンロード数は昨年12月に1000万を超えた。料理動画サービス各社の戦略は無料コンテンツの充実でユーザー数を増やすフェーズから、次のステージに移りつつある。

17年11月末にレシピサイトのクックパッドも料理動画への参入を発表し、同12月に競合の「デリッシュキッチン」を運営するエブリー(東京・港)も20億6000万円を追加調達した。大型の調達資金を元手に各社の事業拡大が続きそうだ。

18年は食品メーカーや小売店、メディアなど異業種企業とのタイアップで市場の裾野や広告展開の幅を広げるとともに、付加価値を付けた「プレミアムサービス」を通じたユーザーへの有料課金をどう展開するかを探る年となりそうだ。

(企業報道部 佐藤史佳)

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