長期のストレス、がんリスク高く 国立がんセンター

2018/1/20 0:00
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国立がん研究センターは19日、常に高いストレスを受けていると感じている人は、ストレスが低い人よりがんになるリスクが高いとの調査結果をまとめた。ストレスとがんの関連は男性で強くみられ、臓器別では肝臓がんと前立腺がんでストレスが高いと発症リスクが上がった。大規模調査でストレスとがんの関係が明らかになったのは初めてという。

研究チームは40~69歳の男女について1990年代から2012年まで追跡調査した。追跡期間は平均17.8年。調査開始時と5年後に日ごろ受けるストレスの程度を聞いた。2回とも回答したのは7万9301人で、このうち1万2486人ががんを発症した。

2回の答えから、ストレスを受ける度合いを6グループに分類した。長期にわたり多くのストレスを受けていると感じている人のグループは、ストレスレベルが最も低いグループより、がんになるリスクが11%高かった。

男女別にみると、男性はがんになるリスクが19%も高くなった。女性は同7%だったが、統計学的な有意差はなかった。

同センターの井上真奈美・コホート連携研究部長は「ストレスを受けることが多い男性は喫煙や飲酒をしている傾向が女性より強く、こうした生活習慣の違いで男女差が生じた可能性がある」と分析する。ただ現時点ではストレスががんを引き起こす詳細な仕組みは分かっていないという。

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