2018年11月13日(火)

オウム裁判終結へ 最高裁が高橋被告の上告棄却

2018/1/19 17:00
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1995年の地下鉄サリン事件の殺人罪などに問われたオウム真理教元信者、高橋克也被告(59)の上告審で、最高裁第2小法廷は19日までに、被告の上告を棄却する決定をした。無期懲役とした一、二審判決が確定する。95年3月の強制捜査から約23年で、教団による一連の事件で起訴された192人全員の刑事裁判が終わる。

高橋克也被告=共同

教団による一連の事件では元代表の松本智津夫死刑囚(麻原彰晃、62)ら13人の死刑が確定している。慣例として共犯者の公判中は死刑は執行されない。すべての裁判が終結することで今後執行の時期が焦点となる。

教団関係者の刑事裁判は2011年にいったん決着したが、特別手配されていた高橋被告ら3人が12年に相次いで逮捕された。公証役場事務長拉致事件などに関わった元幹部の平田信受刑者(52)は16年に実刑、都庁小包爆弾事件に関わったとして起訴された菊地直子元信者(46)は1月5日に無罪がそれぞれ確定。高橋被告が残っていた。

高橋被告は地下鉄サリン事件で実行役を車で送迎したほか、猛毒のVXガスによる襲撃事件や公証役場事務長拉致事件に関わったとされる。二審判決を不服として上告したが、第2小法廷(菅野博之裁判長)が18日付の決定で棄却した。裁判官3人の全員一致。

松本死刑囚の判決などによると、教団は坂本堤弁護士一家殺害事件(1989年)や8人が死亡した松本サリン事件(94年)を起こした後、警察の捜査をかく乱しようと都心の地下鉄に猛毒のサリンをまき、乗客ら13人が死亡、6千人以上が負傷した。

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