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オリックス 脱「最弱」の道 キーマンで探る

2018/1/20 6:30
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今のところだが、オリックス球団は"今世紀最弱"チームになっている。1996年に「がんばろう神戸」でパ・リーグ優勝、日本一になって以来、21年間もペナントから遠ざかっている。そればかりか、2000年代に限ると18シーズンでAクラスは08年、14年の2位があるだけ。あと16シーズンは最下位7度を含め、すべてBクラスだ。

最速152キロの速球を投げる田嶋には1年目から期待がかかる(10日の新人合同自主トレ)=共同

最速152キロの速球を投げる田嶋には1年目から期待がかかる(10日の新人合同自主トレ)=共同

巻き返しを図った昨季は序盤に健闘したが、主力に故障者が続出して転落。最終的には優勝したソフトバンクから30.5ゲーム差の4位にとどまった。長い惨状から抜け出す道を、キーマンを中心に探る。

(1)ドラ1コンビ ドラフト1位新人、田嶋大樹(JR東日本)は社会人ナンバーワン左腕。最速152キロの速球とスライダーが素晴らしく制球も安定している。昨年のドラフト1位山岡泰輔は新人王を逃したが、先発でフル稼働して8勝した。新人と2年目投手に大きな負担をかけるのは酷だが、金子千尋、ディクソンが下降気味だけに、左右のドラ1コンビが円滑なローテーションのカギを握る。

(2)新クローザー 平野佳寿が米大リーグへ移籍したので新クローザーは日本ハムからFA移籍の増井浩俊になる。12年の最優秀中継ぎ投手であり、昨季は27セーブを挙げた。救援のコツは心得ているが、8年間で402登板の"勤続疲労"が心配だ。緊急事態での代役は、2年目の黒木優太か。

(3)吉田正の腰 フルスイングが魅力の吉田正尚は1年目に63試合で10ホーマー、2年目の昨季には64試合で12発を放った。両年とも腰痛に苦しんだが、フル出場すれば何本打つか。昨年オフ、手術に踏み切った。ロメロ、マレーロ、T―岡田に吉田正が万全の腰で加わると、打線の破壊力は格段に増す。そうでないと、ソフトバンクに太刀打ちできない。

(4)走れ、走れ 糸井嘉男が阪神へ移籍したのが響き、走れないチームになった。昨季は12球団最低の33盗塁。一昨年の104盗塁に及ばないまでも、せめて昨年の2倍はマークしたい。快足のドラフト8位山足達也(ホンダ鈴鹿)が1軍キャンプに合流する。OBの福本豊さんがキャンプ臨時コーチを務め、走れるはずの駿太らにも意識改革を迫る。

(5)監督生命賭ける 今季の福良淳一監督は1年契約で臨む。人望厚い同監督だが、選手起用でも、戦術でも冒険をしない。今年はセオリーにとらわれず、さまざまなことを試みると漏らしている。起死回生にどんな手を打つか注目だ。

(スポーツライター 浜田昭八)

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