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大阪への訪日客、初の1000万人 17年、LCCが寄与

18年は1300万人、伸び率全国上回る

大阪観光局は17日、2017年の大阪への訪日外国人客数が1111万人となり、初めて1000万人を突破したと発表した。大阪府の松井一郎知事は同日、18年に20年の目標としていた1300万人に近づくとの見通しを示した。大阪府・市と観光局は20年目標を2年前倒しでの実現を目指す。

17年の大阪への訪日客数は263万人だった13年から約4.2倍に増えた。17年の全国は2869万人と13年の約2.8倍だったため、大阪への訪日客数は全国を大幅に上回る伸びとなった。

大幅増の要因について、大阪観光局の溝畑宏局長は「(17年に)関西国際空港が格安航空会社(LCC)の国際線用ターミナルを開業し、来阪しやすくなった」と指摘。17年の関空の出入国者数(速報値)は16年比13%増の2090万人となり、1994年の開港以来、最多となった。

さらに大阪が25年国際博覧会(万博)とカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致に取り組んでいることを挙げ、「世界に向けてチャレンジする姿勢が大阪の認知度を高め、世界の人が『大阪、関西は面白そう』と思うようになってきている」と話した。

松井知事は「オール大阪で観光振興に取り組んだ結果。国際情勢が大きく変化しないかぎり、今年、20年目標に近づく」と強気の見通しを示した。今後は「8割近くを東アジアが占めている。伸びしろの大きい東南アジアや欧米から呼び込む必要がある」と話した。

観光局によると、訪日外国人の大阪での消費額も17年は1兆1852億円となり、初めて1兆円を突破。観光局が20年の目標としていた1兆1900億円を3年前倒しでほぼ達成したため、溝畑局長は「目標を上方修正し、近々に公表したい」と話した。

訪日客数と消費額のさらなる拡大へ、観光局は今後、大阪と関西の強みといわれる「健康」や「城」などテーマを絞った旅行プランを訪日客に提案する取り組みを始める。「健康」では人間ドックや温泉、美容、スポーツ体験などを組み合わせた旅行商品を産学と連携して開発する。開拓の余地があるとされる夜間の消費拡大へ、18年から大阪を訪れた訪日客が夜に楽しめる店舗の認証事業も始める。セリフのないショーやマジックバー、音楽バーなどを対象とする。

さらに、溝畑局長は「我々(大阪)だけでは限界がある。魅力的な観光資源を持つ京都や神戸、奈良、瀬戸内など周囲との連携が課題になる」と、広域的な観光振興を模索する意向も示した。

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