つみたてNISA申し込み、19万口座に 日証協調べ
日本証券業協会は17日、積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」の申込件数が2017年12月末時点で19万6千口座になったと発表した。日証協が大手証券とネット専業証券の口座数を集計した。一般のNISAは14年の制度開始時に証券全社で約320万口座を集めていた。日証協の鈴木茂晴会長は同日の定例会見で「つみたて型の普及は5~10年かかる。順調なスタートを切った」と述べた。
つみたてNISA制度は18年1月の買い付け開始前に、証券各社が口座開設を受け付けていた。「貯蓄から資産形成へ」を掲げる金融庁肝煎りの制度で、投資初心者の若者が主な対象だ。証券会社はサービス提供にあたってシステム投資が必要になるため、顧客獲得の取り組みには業界内で温度差もある。鈴木会長は「口コミで良さが広がり、一定数を超えると一気に口座数が増える」と強調していた。
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