英建設2位が会社清算へ カリリオン

2018/1/15 22:23
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【ロンドン=篠崎健太】英建設2位でロンドン証券取引所に上場するカリリオンは15日、即時の会社清算を裁判所に申請したと発表した。多額の借入金の返済に行き詰まった。取引銀行や政府に資金支援を申し入れていたが、前日までの交渉で合意を得られなかった。

カリリオンは英国を軸にカナダや中東などで建設事業を展開し、従業員数は世界で約4万3千人にのぼる。英メディアによると、退職給付債務の積み立て不足を含めて約15億ポンド(約2300億円)規模の負債を抱え、資金繰りに窮していた。

公共案件に強い同社はこれまで、鉄道や学校のほか政府機関向けの建設を多く手掛けている。英政府は公共施設の建設や運営に支障が出ないよう、破産管財人に対して当面必要な支援を行う方針を明らかにした。

欧州連合(EU)からの離脱を決めた英国では、建設市場の先行きに不透明感が漂っている。多くの従業員を抱える建設大手の破綻を受け、英雇用情勢への悪影響に懸念が出ている。

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