工場監視カメラで提携 安川情報、台湾メーカーと
安川情報システムは15日、台湾の電子機器メーカーのライトオンテクノロジー(台北市)と業務提携で合意したと発表した。工場やビルに設置する監視カメラで省電力の無線タイプを量産。あらゆるモノをネットにつなぐIoTで効率的な生産体制を目指す「スマートファクトリー」向けに販売する。
安川情報は同分野において、米シリコンバレーのスタートアップ企業のローシックスに出資している。ライトオンは発光ダイオード(LED)など様々な電子部品で大手電機メーカー向けの受託生産を得意としており、今後は3社で省電力の無線カメラシステムを開発・拡販する予定だ。
工場やビル向けのカメラシステムは生産ラインの稼働状況や作業員の動作分析、入退出管理といった目的で市場が広がっている。安川情報は自社の画像分析技術やローシックスの位置測定技術などを使い、有線タイプでは設置が難しい場所にも導入できるカメラシステムを売り込む。