三菱ケミ子会社、心筋梗塞を再生医療で 21年度実用化目指す

2018/1/15 18:40
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三菱ケミカルホールディングス傘下の生命科学インスティテュート(東京・千代田)は15日、急性心筋梗塞の治療に用いる再生医療製品の臨床試験(治験)を2月にも始めると発表した。様々な組織に分化する幹細胞を使った製品で、静脈注射で投与できるため地方の病院でも扱いやすい。同細胞を使った治験は世界で初とみられる。2021年度の実用化を目指す。

「Muse(ミューズ)細胞」と呼ばれる、骨髄にわずかに含まれ、がんになりにくい特徴がある体性幹細胞を用いる。静脈注射すると心筋の傷ついた細胞に集まり、心筋や血管などの組織に分化する。手術が不要で設備の整っていない地方の病院でも扱いやすい。

治験は岐阜大学医学部付属病院(岐阜市)などで実施する。1年から1年半かけて、安全性や有効性を評価する。

心筋梗塞は年間の入院患者数は約6万4000人。そのうち約10%が今回の治療法の対象になるという。今後は脳梗塞などにも疾患対象を広げていきたい考えだ。

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