横浜ゴム、インド西部の工場6割増強 農機タイヤ
横浜ゴムは15日、インド西部グジャラート州にあるタイヤ工場の生産能力を2019年末までに年間9万1700トンと6割増強すると発表した。投資額は4550万ドル(約50億円)。市場拡大が見込める農業機械用タイヤを中心に増産する。欧米やインド国内向けの出荷のほか、東南アジアや中南米への輸出にも対応する。
子会社のアライアンス・タイヤ・グループ(ATG)が持つ工場を増強する。ATGは農業機械用、産業車両用、林業機械用など特殊なタイヤに強い。中でも、農業機械用は欧米のほか、食料需要が拡大する新興国での伸びが期待できる。
乗用車用は大手タイヤメーカーに加え、中韓勢などとの価格競争が激しい。一方、農業機械用は大手が本格参入していない分野で競争が少なく、横浜ゴムは安定した収益が見込める成長分野と位置づけている。
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