2018年9月19日(水)

東京医科歯科大など、筋肉の幹細胞増やす手法開発

科学&新技術
2018/1/14 22:00
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 東京医科歯科大学の赤沢智宏教授と大阪大学の関口清俊教授らは、筋肉の再生に必要な幹細胞を体外で増やす手法を開発した。たんぱく質を複数加え、再生能力を保ったまま幹細胞を培養する。人の幹細胞をマウスに移植し、筋肉が再生することも確認した。筋力が次第に衰える難病の筋ジストロフィーなどの再生医療に役立てたい考えだ。

 体を動かす骨格筋にある幹細胞は激しい運動やけがなどに伴って活性化し、増殖して筋肉を再生させる。ただ幹細胞を体外に取り出すと再生能力を失うため、再生医療への応用は難しかった。

 研究チームは幹細胞が再生能力を保つために必要な「ラミニン」と呼ぶたんぱく質を特定。3種類のたんぱく質を入れた液体と幹細胞を反応させた後、別のたんぱく質と一緒に培養した。

 体外で増やした幹細胞を、筋ジストロフィーになったマウスに移植して筋肉の再生を確認した。将来は患者に筋肉の幹細胞を移植し、筋ジストロフィーや加齢で筋力が落ちる「サルコペニア」などを治療できる可能性があるとみている。

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