2018年1月23日(火)

河野外相、ロヒンギャの村視察 外国閣僚で初

政治
東南アジア
2018/1/13 19:04
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 【ラカイン州(ミャンマー西部)=小谷洋司】ミャンマーを訪問中の河野太郎外相は13日、イスラム系少数民族ロヒンギャの難民問題の起点となった西部ラカイン州を訪れた。民族対立で焼失した集落やバングラデシュ国境を視察した。昨年の民族対立の激化後、外国閣僚がラカイン州入りしたのは初めて。

ロヒンギャの村人から話を聞く河野外相(13日、ラカイン州パンドーピン村)

 ロヒンギャ約1千人が暮らしていたパンドーピン村では村長らに会い、村の一部地区が焼失した経緯や再建状況を聞き取った。河野氏は「宗教が異なるコミュニティーが融和して暮らせる状況をつくれるように(ミャンマー政府を)支援していきたい」と話した。

 視察はミャンマー政府と国軍の協力で実現した。昨年8月のロヒンギャ系過激派組織による治安部隊襲撃後、多数派仏教徒とロヒンギャの対立が激化。ラカイン州からバングラデシュにロヒンギャが大量流出し、大きな国際問題となっている。

 バングラデシュ国境のタウンピョーレッウェでは、近く始まる見通しのロヒンギャ難民の帰還経路を視察。厳重な警備下にある国境の小さな橋を訪れ、難民の受け入れ手順などを確認した。現地では23日にも帰還の受け入れが始まると伝わっている。

 13日にはミャンマーの主要国営メディアに河野氏のインタビューが大きく掲載された。その中で同氏は「ミャンマー政府が人権に配慮しつつ地域の治安を回復することが重要だ」と指摘し、過激派対策を口実に一般住民の人権が侵されることがないよう要請した。

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