2018年1月17日(水)

「支える人必ずいる」 阪神大震災と東日本大震災の遺児が交流

関西
北海道・東北
社会
2018/1/13 19:01
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 神戸市東灘区にある阪神大震災で親を失った子供たちのケア施設「あしなが育英会神戸レインボーハウス」で13日、阪神大震災と東日本大震災それぞれの遺児らが交流する会が開かれ、失意の中、周囲の人に支えられてきた心情を明かした。

阪神大震災と東日本大震災の遺児らの交流会で黙とうする参加者(13日、神戸市)=共同

 兵庫県三田市の会社員、福井友利さん(27)は、4歳の時、阪神大震災で母の幸美さん(当時31)を亡くした。年を経るにつれ、母親がいる友人との違いを感じるようになった。通っていたハウスで、同じ立場の遺児の友人ができ、「寂しさを吐き出せる今も大切な存在」になったという。

 東日本大震災の後は、東北を訪れ遺児を励ます。「就職や進学の壁にぶつかると思うが、心配してくれる人がいると思ってほしい」と支え合う気持ちを語った。

 東日本の被災地から訪れたのは岩手県陸前高田市で教育施設の管理人を務める高橋一成さん(50)。妻の貴子さん(当時46)が亡くなり、5人の子供が残った。「どうやって育てていけばよいのか」と途方に暮れたが、現在は遺児同士が交流する場に足を運ぶ。

 「震災を経験しなければ、なかった出会いがあり、少しずつ生活を取り戻せた。いつか妻に、子供たちはたくましく育ったよと言いたい」と前を向いた。〔共同〕

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