2018年1月23日(火)

バスやタクシー、運転手の脳疾患事故増える 国交省

社会
2018/1/13 18:03
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 バスやタクシー、トラックの運転手が業務中に脳疾患に見舞われ、事故を起こしたケースが2009~16年の8年間で261件に上ることが13日、国土交通省の調査で分かった。16年は48件で、この間の最多を記録、同省は増加傾向にあると分析している。乗客を巻き込んだ大事故につながる恐れもあるとして、事業者に対策強化を促す指針を3月末までにまとめる。

 増加の背景について同省は、運転手の早朝、深夜業務が多い上、近年の人手不足による長時間勤務の常態化や高齢化があるとみている。

 全国のバス、タクシー、トラック事業者からの報告を集計した。261件のうち45件で運転手が病気または事故によるけがで死亡した。

 業種別の累計では、タクシーが112件(運転手死亡は14件)と最も多く、次いでトラック92件(同25件)、バス57件(同6件)の順だった。また16年でみると、運転手が60歳以上のケースが21件で4割を占めた。

 指針は脳疾患の症状や予防方法のほか、早期発見に向けた検診の実施、検診結果を踏まえた対応を記載する見通し。疾病が見つかった運転手の負担を軽減するなど、可能な範囲で働けるようにすることも促す。国交省の担当者は「職場環境を整えることの重要性などを明記し、各社に対応を求めたい」と話している。〔共同〕

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