2018年7月21日(土)

台湾、貿易商に制裁 北朝鮮との石油取引関与で
高雄市の男性の資産凍結

2018/1/13 10:20
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 【台北=伊原健作】香港船籍の貨物船「ライトハウス・ウィンモア」が公海上で北朝鮮船に積み荷の石油精製品を移し替えていた問題で、台湾の法務部(法務省)は12日、問題に関与した疑いで南部高雄市の貿易商の男性などに「テロ支援防止法」に基づく金融制裁を発動した。

 台湾は古くから北朝鮮との交易拠点の一つになってきたとされる。国連に加盟していないが、安全保障を依存する米国などが主導する対北朝鮮制裁に協調する姿勢を打ち出した格好だ。

 台湾が2016年施行の同法に基づく制裁を発動するのは初めて。台湾以外で登記された複数の企業も制裁対象に入った。金融資産が凍結され、取引ができなくなる。

 男性は貨物船をチャーターし、北朝鮮船への移し替えを行ったマーシャル諸島企業に関与したとされる。中国籍の男性から公海上で石油精製品を移し替える依頼を複数回受けたというが、「(対象が)北朝鮮の船だと知らなかった」などと話しているという。一部台湾メディアでは、中国当局が背後にいるとの観測が浮上している。

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