2018年1月20日(土)

GM、19年にもハンドルなし「無人運転」の量産車

自動車・機械
北米
自動運転
2018/1/12 20:00
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 【ラスベガス=兼松雄一郎】米ゼネラル・モーターズ(GM)は11日、無人運転の量産車を2019年にも実用化する方針を公表した。基本的に人が運転に関与しない高度な自動運転車で、全米での展開に向け米当局に申請した。世界で普及へのスピードが加速するなか、日本は出遅れている新技術導入のルール整備を急ぐ必要がある。

GMが2019年にも量産化を目指す自動運転車にはハンドルもペダルもなくなる(イメージ)=ロイター

 GMが実用化するのは「レベル4」と呼ばれる自動運転車。特定の場所や一定の速度などの条件下で人が運転に関与せず、自律的に目的地まで走行する。場合によっては人の運転が必要な「レベル3」より高度な技術が必要。GMの車が世界でもっとも早い量産モデルとなる可能性がある。

 車両は米ミシガン州の工場で生産する小型電気自動車(EV)「シボレー・ボルトEV」がベースになる。車内にハンドルやペダルは付けない。まずは顧客がスマートフォンで呼ぶ無人タクシーとしての利用を見込む。

 米国では州ごとに自動運転の実用化に向けた法整備が進んでいる。GMは全米での展開を視野に入れ米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)と協議を始めた。すでにサンフランシスコやアリゾナ州などで、計200台以上を使った走行実験を実施している。

 自動運転は車に乗る人の負担を減らすだけでなく、交通事故を防いだり渋滞を回避したりする効果も見込める。市場の成長性は大きい。

 運転をシステムに任せる従来にない技術だけに、普及には新たなルール作りも欠かせないが、環境が整えば自動車関連メーカーの技術開発も活発になる。

 欧州のなかで法整備が進むドイツでは、フォルクスワーゲン(VW)グループのアウディが17年に世界で初めて「レベル3」に対応した高級セダンを発表した。ダイムラーとボッシュも共同で開発を進めている。

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