会いたい気持ち、消えない バス事故2年、遺族が心境

2018/1/12 17:56
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大学生ら15人が死亡した2016年1月の長野県軽井沢町のスキーバス転落事故から15日で2年。亡くなった千葉県市川市の法政大3年だった西原季輝さん(当時21)の母親が12日、「悲しい気持ちに変わりはなく、会いたい気持ちが消えることはない。志半ばで命を奪われ、本当に悔しい」などと心境をつづったコメントを代理人の弁護士を通じ、公表した。

教師になる夢を持ち、大学では教育評論家尾木直樹さんのゼミで勉強に励んでいた。母親は「(今でも)部屋に向かって『朝だよ。起きる時間だよ』と声を掛けてしまう。いないことは分かっているのに、起きてくるような気がして」と明かす。

論文を取りまとめた冊子に掲載されていた「社会全体でいじめを見つける」という季輝さんのリポートを紹介。生前、教育について持論を熱心に語っていた思い出にも触れ、「季輝なら、いじめ問題に真剣に取り組む、素晴らしい教師になったはずです」と記した。

再発防止に向けての思いも吐露。制度改革や当時バスを運行した会社の代表者らの厳罰に加え、安全に対する社会全体の意識を変えていく必要性を強調し、「突然、家族を失うことは本当につらく悲しい。季輝が亡くなったことを無駄にせず、事故を減らすためこれからも訴え続けたい」と結んでいる。〔共同〕

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