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阪神・藤浪、雪辱へ始動 知識吸収 200投球回めざす

2018/1/13 6:30
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2017年はかつてない不調に苦しんだ阪神の藤浪晋太郎が、巻き返しのシーズンに向けて始動した。昨季はともに自己ワーストの3勝(5敗)、防御率4.12に終わり、2軍落ちを何度も味わった。登板数も過去最少の11試合にとどまった右腕は「200投球回を目指したい。そこをしっかり目指せば、ほかの数字もついてくる」とプロ6年目の復活を見据えている。

「自分の原点で新年のスタートを切りたい」と、母校の大阪桐蔭高で自主トレを始めた藤浪=共同

「自分の原点で新年のスタートを切りたい」と、母校の大阪桐蔭高で自主トレを始めた藤浪=共同

「自分の原点。そこでまず新年のスタートを切りたい。苦しい思いもした場所に立ち返ることから始めたい」。大阪府大東市にある母校、大阪桐蔭高のグラウンドで自主トレーニングを公開した4日、藤浪はこう語った。鍛錬の場所は例年と同じでも、表情にはかつてない悲愴(ひそう)感が漂っていた。

オフシーズンは全国各地を回り、動作解析や理学療法、体幹や目など幅広い分野の専門家から話を聞いたことを明かした。体の使い方などのヒントを得て「どれも面白かったし、試してみるべきものだと思った。いろんな可能性を探りながら取り込んでいきたい」と意欲的だ。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表入りした17年。日本と比べて滑りやすいとされるWBC公式球の弊害もあったのか、極度の制球難に陥った。4月のヤクルト戦では、5回9四死球と大荒れ。自身の与死球で両軍がもみ合う乱闘のきっかけをつくってしまった。球が引っ掛かったり、抜けたりする乱調はシーズンを通して改善されず、精神面の不安が投球に影響しているのではないかとの声も上がった。

ただ、藤浪はメンタルの影響を否定。「技術的に狂ったところを戻せなかった」と捉える。新人から3年連続2桁勝利と順風満帆に来たが、ここ2年はプロの壁にぶち当たった。まずは専門家からのヒントを元に投手としての知識の引き出しを増やし、不調時でも「これをやっておけば大丈夫」と立ち戻れるトレーニングや手法を見つけるのが、目下の最大のテーマだ。

今月、米テキサス州で大リーガーのダルビッシュ有と合同トレーニングを積む。「ちゃんと盗んで帰ってきたい」。初の海外自主トレでは、筋力トレーニングや栄養学、体調管理について知識豊富な右腕から多くのことを吸収するつもりだ。

4月で24歳になる年男は、戌(いぬ)年にちなんで今年の漢字に「腕(わん)」を挙げた。「鉄腕、豪腕という意味でも、そういう一文字にしたい」。悲願のリーグ優勝を達成するためにも、先発の軸として誰もが納得する存在感を示したい。

(常広文太)

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