2019年1月17日(木)

関西発「スポーツCAFE」

フォローする

阪神・藤浪、雪辱へ始動 知識吸収 200投球回めざす

2018/1/13 6:30
保存
共有
印刷
その他

2017年はかつてない不調に苦しんだ阪神の藤浪晋太郎が、巻き返しのシーズンに向けて始動した。昨季はともに自己ワーストの3勝(5敗)、防御率4.12に終わり、2軍落ちを何度も味わった。登板数も過去最少の11試合にとどまった右腕は「200投球回を目指したい。そこをしっかり目指せば、ほかの数字もついてくる」とプロ6年目の復活を見据えている。

「自分の原点で新年のスタートを切りたい」と、母校の大阪桐蔭高で自主トレを始めた藤浪=共同

「自分の原点で新年のスタートを切りたい」と、母校の大阪桐蔭高で自主トレを始めた藤浪=共同

「自分の原点。そこでまず新年のスタートを切りたい。苦しい思いもした場所に立ち返ることから始めたい」。大阪府大東市にある母校、大阪桐蔭高のグラウンドで自主トレーニングを公開した4日、藤浪はこう語った。鍛錬の場所は例年と同じでも、表情にはかつてない悲愴(ひそう)感が漂っていた。

オフシーズンは全国各地を回り、動作解析や理学療法、体幹や目など幅広い分野の専門家から話を聞いたことを明かした。体の使い方などのヒントを得て「どれも面白かったし、試してみるべきものだと思った。いろんな可能性を探りながら取り込んでいきたい」と意欲的だ。

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表入りした17年。日本と比べて滑りやすいとされるWBC公式球の弊害もあったのか、極度の制球難に陥った。4月のヤクルト戦では、5回9四死球と大荒れ。自身の与死球で両軍がもみ合う乱闘のきっかけをつくってしまった。球が引っ掛かったり、抜けたりする乱調はシーズンを通して改善されず、精神面の不安が投球に影響しているのではないかとの声も上がった。

ただ、藤浪はメンタルの影響を否定。「技術的に狂ったところを戻せなかった」と捉える。新人から3年連続2桁勝利と順風満帆に来たが、ここ2年はプロの壁にぶち当たった。まずは専門家からのヒントを元に投手としての知識の引き出しを増やし、不調時でも「これをやっておけば大丈夫」と立ち戻れるトレーニングや手法を見つけるのが、目下の最大のテーマだ。

今月、米テキサス州で大リーガーのダルビッシュ有と合同トレーニングを積む。「ちゃんと盗んで帰ってきたい」。初の海外自主トレでは、筋力トレーニングや栄養学、体調管理について知識豊富な右腕から多くのことを吸収するつもりだ。

4月で24歳になる年男は、戌(いぬ)年にちなんで今年の漢字に「腕(わん)」を挙げた。「鉄腕、豪腕という意味でも、そういう一文字にしたい」。悲願のリーグ優勝を達成するためにも、先発の軸として誰もが納得する存在感を示したい。

(常広文太)

関西発「スポーツCAFE」をMyニュースでまとめ読み
フォローする

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

プロ野球コラム

17年ドラフト会議

電子版トップスポーツトップ

関西発「スポーツCAFE」 一覧

フォローする
金子に続いて西(写真)にも去られ、投手陣の再建が急務に共同

 エース金子弌大(旧名千尋)は日本ハムへ、エース格の西勇輝は阪神へ。二本柱を同時に失ったオリックス投手陣は、一体どうなるのか。西村徳文新監督は2010年、ペナントレース3位のロッテを日本一に押し上げた …続き (2018/12/23)

先発ローテーション加入1年目の今年、才木は6勝と来季につながる成績を残した=共同共同

 先発投手に求められるのは1年を通してローテーションを守り、2桁勝利を挙げることだ。2018年の阪神でそれをクリアしたのは、11勝のメッセンジャーだけだった。来季、この壁を越える若手投手はいるのか。3 …続き (2018/11/25)

指名あいさつに訪れた中日の与田監督(右)と握手する根尾=共同共同

 10月25日に行われた今年のプロ野球ドラフト会議は、西武を除く11球団が高校生野手を1位指名し競合する、異例の展開になった。中でも注目されたのが、大阪桐蔭の史上初となる2度目の甲子園春夏連覇に貢献し …続き (2018/11/10)

ハイライト・スポーツ

[PR]