2018年4月21日(土)

尖ったクルマでファンつかめ 東京オートサロン開幕

2018/1/12 12:45
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 カスタムカーの祭典「東京オートサロン2018」が12日、幕張メッセ(千葉市)で開幕した。トヨタ自動車日産自動車など完成車各社はスポーツ仕様車を展示し、魅力を発信する。若者の車離れが指摘される中、オートサロンに来場するコアなファン層は市場活性化のためにも貴重な存在だ。「尖ったクルマ」でファンをつなぎとめられるか。

 「現役のレーシングカーからスポーツカーをつくる。新しい挑戦だ」。トヨタの友山茂樹副社長は12日、世界初公開の新型スポーツ車のコンセプトモデル「GRスーパースポーツコンセプト」を前に言葉に力を込めた。

千葉市の幕張メッセで開幕した東京オートサロン(12日午前)=小幡真帆撮影

千葉市の幕張メッセで開幕した東京オートサロン(12日午前)=小幡真帆撮影

 同車種は世界耐久選手権(WEC)に参戦するレーシングマシンとほぼ同じエンジンやハイブリッドシステムを積む。まさに「スーパーカー」といえる仕様で市販化を目指していく考えだ。

 トヨタと同規模のブースを出展した日産は新たに立ち上げたブランド「オーテック」を紹介。青を基調としたデザインで質感を出した。2月にはミニバン「セレナ」をベースにした車両を発売する予定で、そのほかにも小型車「ノート」や多目的スポーツ車(SUV)「エクストレイル」を展示した。

東京オートサロンで展示された日産自動車の新ブランド「オーテック」(12日午前、千葉市の幕張メッセ)

東京オートサロンで展示された日産自動車の新ブランド「オーテック」(12日午前、千葉市の幕張メッセ)

 日産はすでに白いボディーがシンボルの「ニスモ」ブランドを展開している。ここにオーテックを加えたのは、走り好きに魅力を感じてもらえる車種の選択肢を増やすためだ。オーテックジャパンの片桐隆夫社長は「デザインに関する趣向は複数ある」と指摘する。

 国土交通省の調査では、20代男性の休日外出回数は15年に1日あたり1.24回。調査を始めた1987年から約30年でほぼ半減した。スマートフォン(スマホ)やネット通販の利用拡大が背景にある。

 未来の顧客である若年層の外出は減り、車離れの傾向にある。自動車メーカーにとってみれば、特色ある車種をコアなファンに訴求することは国内の事業基盤を維持する上で重要さを増している。オートサロンの会期は14日まで。

(企業報道部 杜師康佑)

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