2018年7月20日(金)

人口減にらみ集客力UP 群馬県、コンベンション着工

2018/1/12 1:31
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 群馬県高崎市で2020年春、大型コンベンション施設が開業する。1000人収容のメインホールや1万人規模のイベントに対応する展示場も備える。事業費は約280億円。東京都心にも近い立地を生かし県外を含めた幅広いエリアからの来場を見込む。人口減により地域の活力維持が課題になるなか、雇用創出効果に加え、集客力の向上も期待がかかる。

国際会議やコンサートなど多目的での利用を見込む(写真はイメージ)

 04年に廃止された高崎競馬場の跡地で11日、施設の起工式が開かれた。出席した大沢正明知事は「県政の重要課題は今まで経験したことのない人口減少社会への対応だ」と指摘。そのうえで「50年、100年先の群馬のために人やモノ、情報の集積拠点としていきたい」と話した。あわせて昨夏公募した施設の愛称が「Gメッセ群馬」に決まったことも発表した。

 施設は建築面積が約2万平方メートル。地上4階建てで、メインホールのほか大中小の会議室を合計で9部屋備える。約1万平方メートルの展示場、約2万平方メートルの屋外展示場も備え、5千人規模の学会や1万人規模のコンサートにも対応できるという。

 災害時には帰宅困難者を含め最大で約7千人の受け入れを想定する。非常用の発電設備や飲用水を貯留する受水槽も備える予定だ。

 県は09年から施設の整備を検討してきた。周辺道路の整備費を除いた事業費として約280億円を投じる。年間96万人の来場を想定。128億円の経済効果を見込む。

 今後は、民間企業に運営を任せる指定管理者制度を導入。17年度中に公募を始める予定だ。

 県の人口は40年に約160万人と、現在より約40万人減ると見込まれている。地域の活力を維持していくためにも、東京から1時間強という立地や規模をアピールし県外客を呼び込む考えだ。

 駅周辺には17年4月に開業した体育館「高崎アリーナ」や19年に開業予定の文化芸術センターがある。各施設で連携して集客や雇用の創出に取り組む。

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