2018年10月22日(月)

ガソリン2年半ぶり高値 店頭141.9円、原油高が波及

2018/1/11 21:19
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ガソリン高が続いている。資源エネルギー庁が11日発表した9日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均値)は1リットル141.9円。上昇は3週連続で、2年半ぶりの高値となった。主要産油国による協調減産の再延長による原油高が響く。2018年もガソリン価格の高止まりを予想する声が出ている。

都道府県別にみると徳島や鹿児島など30県で値上がりした。和歌山などで上げ幅は1円強に達した。大阪など7都道府県は前週から横ばいで、下落したのは神奈川など10府県だった。最高値の沖縄は149.7円。最安値の埼玉は137.1円だった。

ガソリンの原料になる原油はアジア指標のドバイ原油が1バレル66ドル前後と1カ月で1割上昇した。石油輸出国機構(OPEC)が17年11月に協調減産の再延長を決め、需給が引き締まるとの観測が強まった。

原油価格の変動は2週間程度遅れてガソリン価格に反映される。原油高で石油元売りはガソリンの卸価格を断続的に引き上げ、店頭価格への波及が進んでいる。都内の給油所を訪れた都内在住の70代の男性は「最近のガソリン値上げは年金暮らしにはきつい」と話す。安い店を探したり、給油する量を減らしたりして節約しているという。

トラックやバスの燃料に使う軽油も値上がりが続く。9日時点で1リットル119.8円と16週連続で上昇した。「全ての荷主への転嫁は難しく、燃料代上昇は痛手」(首都圏を中心に展開する運送業の経営者)

一段の原油価格上昇を受け今週、元売り各社は卸価格を1リットルあたり2円引き上げると給油所に通知した。調査を担当する石油情報センターは「来週も上昇する」と予想する。原油相場は70ドル台前半まで上昇する可能性があるとの指摘も出ており、ガソリン高は続きそうだ。

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