2019年8月18日(日)

金正恩氏側近、党核心ポストに
崔竜海党副委員長 韓国政府が確認

2018/1/11 19:04
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【ソウル=鈴木壮太郎】韓国統一省は11日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長の側近である崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党副委員長が、党の核心部署で人事権と情報を握る「組織指導部長」に就任したことを確認したと明らかにした。

組織指導部長のポストは故・金正日総書記の権力の源泉で自ら兼務していた。正恩氏への世襲後は空席が続き、正恩氏が兼務しているとの見方もあった。崔氏は党官僚出身で、正恩氏の祖父、金日成主席とともに抗日パルチザン闘争に参加した父を持つ「革命第2世代」だ。

正恩氏はクーデターを避けるため側近や幹部の昇格・降格を繰り返し、明確なナンバー2をつくらない人事で知られる。崔氏が「党のなかの党」ともいわれる組織指導部長に就いたことをもって正恩氏の最側近の地位を確立したとは断定できないが、崔氏の影響力が一段と高まっているのは確かなようだ。

秘密警察トップの国家保衛相は金元弘(キム・ウォンホン)氏に代わり、チョン・ギョンテク氏が就任した。チョン氏の詳細な経歴は不明だが、正恩氏世代の側近グループの一人のようだ。

金氏は2013年12月、正恩氏のおじである張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清を主導。一時は崔氏と並ぶ実力者とされた。だが、韓国統一省によれば昨年1月、拷問など人権じゅうりんや不正行為のかどで解任された。

韓国の情報機関、国家情報院によると、昨年11月には正恩氏の軍側近である黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長とともに金氏も処罰された可能性がある。組織指導部が「党に対する不遜な態度」を問題視し、保衛省を徹底調査したという。一連の動きは崔氏が主導したとされ、政敵の排除を狙った権力闘争との見方が強い。

韓国統一省は、9日開かれた南北閣僚級会談で北朝鮮側首席代表を務めた祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長の外交委員会委員就任も確認した。

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