2018年9月19日(水)

カプコンの人気キャラ、佐賀県の観光大使に

2018/1/11 13:41
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 佐賀県がカプコンの往年の大ヒット格闘ゲーム「ストリートファイター2」のキャラクターを観光大使に就任させ、ゲーム風のホームページを立ち上げた。1月下旬には期間限定のアンテナショップを東京・銀座に開く。佐賀県はこれまでもゲームやアニメを観光誘致に活用し、従来の斜め上をいく着眼点が注目を集めている。

佐賀県はカプコンの「ストリートファイター2」のサガットを観光大使に採用した(C)CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED.

話題作りで、キャラの「負け顔」をばんそうこうのパッケージに採用(C)CAPCOM U.S.A., INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 佐賀県はゲームのキャラ「サガット」を少しだけ改名させ、「佐賀ット」として起用。ゲームの世界観をふんだんに取り入れた公式ホームページを立ち上げた。

 トップページには「ストリートファイター佐賀」の文字が。あえて画素数を落とした文字が、約30年前に発売されたゲームをほうふつさせる。数秒後に対戦画面に切り替わり、自動的にサガットが選択されると、戦う場所の佐賀に飛行機が移動する画面が映し出された。ゲームに熱狂した世代の懐かしさを誘うおなじみのシーンだ。

 ホームページでは、佐賀県の山口祥義知事もキャラとして登場。佐賀ットに「さがをぴーあーるしてください!」と観光PRを依頼している。依頼を受けた佐賀ットが、22日から1週間限定で開業するアンテナショップを告知するという設定だ。期間中は店長として店内を佐賀ットの着ぐるみで回りながらPRする。

 アンテナショップでは佐賀の有田焼のほか、地元の企業が製造するばんそうこうやノリなどを販売する。ばんそうこうは地元ならではの呼び方「カットバン」として売り出す。

 パッケージ写真にはボコボコにされ、傷だらけで痛々しい姿の佐賀ットを採用。「負け顔カットバン」(900円)として販売する。担当者は「見た目のインパクトで話題を起こし、佐賀県特有の呼び名を覚えてほしい」と話す。

 このほかにもりゅうや春麗(ちゅんりー)など8キャラをパッケージに採用する。手拭いやお茶など14種類の商品を販売する。地元の純米吟醸酒は、飲めばゲームの必殺技「波動拳」が撃てると面白おかしくPRしている。

 佐賀県がゲームやアニメと組んだのはこれが初めてではない。きっかけは2013年にタイの映画に佐賀県の神社が採用されたこと。タイからの観光客が3年間で約16倍に増えた。これに味を占めた佐賀県はコンテンツの力に注目。17年秋には人気ゲーム「ポケットモンスター」と組んだイベントを実施。山口知事がポケモンで悪役として登場するロケット団にふんした姿が話題となった。

 ここ数年では、大ヒット映画「君の名は。」の舞台とされる岐阜県飛騨市や東京都の各所を巡る「聖地巡礼」のほか、スマホゲーム「ポケモンGO」で遊びながら鳥取砂丘を歩くイベントなど、コンテンツを生かした観光誘致の動きが活発化している。

(亀井慶一)

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