2018年1月22日(月)

横浜地裁、来庁者に所持品検査 刃物事件受け3月開始

社会
2018/1/11 10:52
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 横浜地裁は3月から、地裁や簡裁が入る横浜市中区の庁舎で入庁時に所持品検査を実施する。2017年に仙台地裁や大阪地裁で庁舎内への刃物持ち込みが発生したことなどを受けた措置。検査の導入を決定・検討する裁判所は他にも相次いでおり、来庁者の安全確保に向けた取り組みが広がる。

 横浜地裁は現在利用できる2カ所の出入り口のうち、3月1日から1カ所を閉鎖。ゲート式の金属探知機を設けて入庁者に通ってもらうほか、警備員が手荷物の中身を目視で確認する。車椅子の利用者らは閉鎖する出入り口も利用できるよう警備員が対応するという。

 地裁は17年度の経費として約300万円を見込む。同地裁は「来庁者にはご不便をお掛けすることになるが、安心・安全な裁判所としてご利用いただくため理解・協力をお願いしたい」とコメントした。

 裁判所では17年6月に仙台地裁で被告が傍聴席にいた警察官2人を刃物で切り付ける事件が発生。大阪地裁でも17年2月の裁判員裁判で、被告が法廷に包丁を持ち込んでいたことが発覚した。いずれの被告も保釈中で所持品検査を受けていなかった。

 最高裁によると、来庁者の所持品検査は東京、福岡、札幌の裁判所が既に実施。大阪では9日から始まったほか、仙台でも今月15日からスタートする。名古屋と広島でも来年度中の実施に向けて検討をしている。

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