小泉元首相、「原発ゼロ」法案を発表 立憲民主に働きかけ
小泉純一郎、細川護熙両元首相が顧問を務める民間団体「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」は10日、国会内で記者会見し、原子力発電所の即時停止を柱にする原発ゼロ・自然エネルギー基本法案の骨子を発表した。

小泉氏は「安倍政権では原発ゼロを進めるのは難しい。しかし近い将来、必ず原発ゼロは国民多数の賛同を得て実現する」と力説した。「どの政党でも原発ゼロ、自然エネルギー推進に全力で取り組むのであれば、協力していきたい」と訴えた。記者会見には細川氏も同席した。与野党に幅広く協力を呼びかけ、22日召集予定の通常国会への法案提出をめざす。
推進連盟の吉原毅会長(城南信用金庫顧問)はこの後、立憲民主党のエネルギー調査会会合に出席し意見交換した。立憲民主は衆院選で「原発ゼロ基本法案」を公約に掲げた。福山哲郎幹事長は「原発ゼロは国民の未来に対する責任だ」と連携に意欲を示した。
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