日経平均小反落、芽吹き始めた波乱の種
証券部 松本裕子
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10日の東京株式市場で日経平均株価は前日比61円安と小幅反落した。前日までの3営業日で1000円超上げたため、いったん利益を確定する動きが優勢になったとの見方が多い。だが、やや気がかりなのは、波乱の芽になりかねない債券市場の動きだ。
「注目の10年債入札が無難に終わって安心感が出た」。午後、日経平均が下げ幅を縮小したのを見て、大手証券の営業担当者はそう話した。この日、株式市場で債券入札に注目が集...
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