2018年1月23日(火)

ソニー平井社長、自動運転分野でシェア狙う

CES
エレクトロニクス
2018/1/10 14:46
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【ラスベガス=岩戸寿】ソニーの平井一夫社長が現地時間9日、日本経済新聞社などの取材に応じ、車載用画像センサーの自動運転分野でのシェア拡大や、犬型の家庭用ロボット「アイボ」の海外展開の見通しなどについて語った。主なやり取りは以下の通り。

ラウンドテーブルで取材に応じるソニーの平井一夫社長(9日、米ラスベガス)

 ――車載用画像センサーは、自動運転で圧倒的に使われる立場になりたいという考えですか。

 「自動運転の車載領域でマーケットリーダーになりたい。それだけの技術力を持っている。自動車メーカーや自動車部品メーカーとパートナーシップを組み、実現していく」

 ――自動車生産には主体的に関わっていきますか。

 「クルマ作りそのものに入っていくのではなく、イメージセンサー技術で自動運転領域に貢献していく。サポートするソフトやシステムは可能性があるが、クルマ作りに直接参入することは想定していない」

 ――収益貢献の時期は。

 「現在の半導体ビジネスの営業利益に直結するビジネスまで成長するのはまだ先だ。納期をいつにするか、どの車種に採用してもらうのか。これからディスカッションしていく。何年に売上高がいくらというのは見えていないのが事実だ」

 ――「アイボ」を米国で初展示しましたが、海外展開の予定は。

 「海外でも一度見てもらい、リアクションを測りたかった。日本のみならず、海外展開も視野に入れていきたい。アイボは部品点数が多く、製造に時間がかかる。まず日本の需要を満たし、生産能力を高めた段階で確実に供給できるようになってから考えていきたい」

 ――業績堅調ですが、一番の課題は。

 「顕在化はしていないが、私も含めて経営層や社員が気を緩めることが一番の課題だと思う。色々な社内コミュニケーションの場で『本当に苦しかった時を思い出してほしい』と言い続けている」

 ――苦戦が続くスマートフォン(スマホ)事業をどう建て直しますか。

 「日本市場ではシェアが高い。利用者に評価してもらえる機能をどう追加していくか。製造を含めてどうコストダウンしていくか。品質をさらに高め、返品率を下げていく。奇策はない。ハイエンドで勝負していくのが基本的な考え方だ」

 「スマホはどこかでパラダイムシフトが来ると考えている。次のパラダイムシフトを作るという意気込みで、コミュニケーションビジネスに積極的に取り組んでいく。消費者に『ラストワンインチ』以上近いところで使ってもらうビジネスは大切だ。次のパラダイムシフトが起きた時、通信会社や部品メーカーとの取引関係の継続がなければ参入することができない」

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