2019年5月26日(日)

ルノー日産三菱、ファンド通じ次世代電池VBに投資

2018/1/10 9:23
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【ラスベガス=兼松雄一郎】仏ルノー・日産自動車三菱自動車連合トップのカルロス・ゴーン氏は9日、米ラスベガスで開幕した世界最大の家電見本市「CES」で会見した。同氏は自動運転や人工知能(AI)などで優れた技術を持つ新興企業を投資対象とするベンチャーキャピタル(VC)を設立、5年で最大10億ドル(約1120億円)を投じると発表した。

第1弾として次世代の有望技術とされる全固体電池向け素材ベンチャー、米アイオニック・マテリアルズに出資する。

アイオニック社は価格が高騰しているコバルトを使わない電池を実現するための素材を開発している。全固体電池はまだ研究段階で、数種類の技術を比較検討している段階だという。

VCの設立により、3社連合はベンチャーとやりとりする統一窓口とする。1社がみつけた技術を3社が共有するための司令塔としての役割を果たす。イスラエル、インドなども含め世界各地に拠点を設ける。従来の研究開発費とは別枠でグループ全体の投資の2%程度をVCに割く。VCを持つことでベンチャーとの人脈がつくりやすくなる利点があり、自動車大手の間では同様の取り組みが広がっている。投資規模に合わせ本体やVCを使い分けながら投資する動きが目立つ。

ゴーン氏は日産の検査不正問題の責任を問う質問に対しては「グループ戦略を語る場で個別企業については回答しない」と前置きした上で「私はもう日産の最高経営責任者(CEO)ではない」とコメントした。グループ首脳の責任に関わるほどの問題ではないとの考えをにじませた。

自動運転・電気自動車(EV)の開発競争で後れをとっているとの懸念については「発表内容と開発の実態は別物だ」とし、EV開発では業界のリーダーだと強調した。

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