2019年5月27日(月)

希少糖で無駄食い抑制 自治医大がマウス実験

2018/1/9 19:00
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自治医科大学などの研究チームは9日、甘くてもカロリーがない天然の希少糖の一種が、糖尿病や肥満を防ぐ仕組みをマウスで解明したと発表した。希少糖によって脳が満腹感を覚えるホルモンが腸から出て、必要以上に食べる「無駄食い」を抑えた。肥満のマウスに希少糖を毎日食べさせると、肥満や高血糖が改善したという。

英科学誌「ネイチャーコミュニケーションズ」(電子版)に掲載された。研究には香川大学、北海道大学、カナダのトロント大学も参加した。

高脂肪食を与えて肥満になったマウスは、朝から夕方にかけて正常マウスの2倍の量のエサを食べる。アルロースと呼ぶ希少糖の一種を毎朝食べさせると、無駄に食べる量が半分に減った。

10日後の体重の増加量は、希少糖を食べなかったマウスの4分の1程度だった。内臓の脂肪量も3割程度減った。

アルロースを食べると腸からGLP-1というホルモンが分泌され、その情報がおなかから脳に伝わる。満腹と感じて、無駄食いが減るという。

人の場合、夕食時か夕食前にアルロースを一定量含む食品を食べれば、夜の無駄な間食を減らせそうだという。年内に臨床研究を始める予定だ。

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