9日に南北閣僚級会談 五輪以外も議論か
軍事緊張緩和、離散家族再会

2018/1/8 22:17
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=鈴木壮太郎】韓国と北朝鮮は9日午前10時、軍事境界線がある板門店で南北閣僚級会談を開く。南北当局間の高官会合は2年1カ月ぶり。北朝鮮の韓国・平昌冬季五輪参加問題が主な議題だが、軍事的な緊張の緩和策なども話し合う見通しだ。

双方の首席代表は閣僚級で、代表団は南北それぞれ5人で構成する。五輪・スポーツ担当者はそれぞれ2人。首席代表を含む残り3人はいずれも南北問題の専門家だ。

韓国統一省報道官は8日、「平昌五輪への北朝鮮の参加問題とともに、南北関係の改善に向けた互いの関心事についても議論する」と語った。韓国側首席代表の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相は韓国メディアの取材に「離散家族問題や、軍事的な緊張を緩和する問題を議論できるよう準備する」と答えた。

「ひとまずは平昌冬季五輪・パラリンピックへの北朝鮮の参加問題に集中する」。統一省報道官は語ったが、「南北関係の改善」への並々ならぬ意欲は、南北代表団の顔ぶれからも明らかだ。

韓国側首席代表の趙氏は金大中(キム・デジュン)政権時の2000年、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権だった07年の2回開かれた南北首脳会談の両方に関わった専門家だ。07年の会談で安保政策秘書官として盧氏と金正日(キム・ジョンイル)総書記との対話を克明に記録。統一省の局長として開城工業団地、金剛山観光など南北共同事業を推進した。

北朝鮮側首席代表である祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長は軍人出身で、対南強硬派で知られる。会談では米韓軍事演習の中断を求めるとの観測がある。

同席する田鍾秀(チョン・ジョンス)副委員長、ファン・チュンソン部長は15年12月の南北次官級会談でそれぞれ首席代表、経済分野の代表を務めた対南政策の専門家だ。田氏は00年の南北首脳会談にも関わり、ファン氏は開城工業団地、金剛山観光事業との関わりが深い。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]