2018年7月23日(月)

大阪大、入試ミスで30人不合格 補償検討
3回目の指摘で判明

2018/1/6 19:25
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 大阪大は6日、昨年2月に実施した入試の物理科目で出題と採点にミスがあり、不合格とした受験生30人を新たに合格させたと発表した。個別面談して慰謝料などの補償を検討し、希望者については今年4月の入学を認める。昨年の6月と8月、外部から指摘があったが「大学側の解答が正しい」として対応できず、昨年12月の3回目の指摘でミスと分かった。

 西尾章治郎学長は「受験生の将来に極めて大きな影響を及ぼす事態を起こし、おわび申し上げる」とのコメントを発表。大阪府吹田市で記者会見した小林伝司副学長は「(受験生が)負担する必要がなかった費用については誠実に対応したい」と述べた。

 このほか9人が同じミスの結果、大阪大の第2志望の学科に入学しており、第1志望だった学科に移ることを希望する場合は認める。

 大阪大によると、ミスがあったのは物理が必須科目の工学部、基礎工学部、理学部の一部学科の受験生など3850人が受験した問題。複数の解答が正しかったが、特定の解答のみを正答としていた。この解答を前提にした次の問題も不適切とした。

 昨年6月、高校教員らでつくる「物理教育を考える会」メンバーからミスを指摘されたが、問題作成責任者の理学部教授は副責任者と検討し「本学の解答例が正しい」と説明。昨年8月には理学部へのメールで同様の指摘があり、この際もこの2人のみで検討し訂正しなかった。

 昨年12月、数式を使って詳細にミスを説明するメールが入試課に届き、別の教員4人も加えて対応し誤りに気付いた。

 合格者30人の内訳は男性28人、女性2人。別大学に在学している場合は2年生への転入も考慮する。別大学に入学したことによる引っ越し費用、浪人した受験生については予備校の費用などの補償も検討する。

 再発防止策として、出題検証委員会を設置する方針。問題に疑義が生じた場合、作成者以外とも共有し検討するという。〔共同〕

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