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パ球団、ビジネススクール 活性化へ人材育成
大リーグなど先進事例学ぶ

2018/1/7 11:20
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プロスポーツ界の先進事例を学ぼうと、パ・リーグ6球団の共同事業会社であるパシフィック・リーグマーケティング(PLM)が今オフからビジネススクールを開設している。球界全体の活性化と人材育成を目的とし、現在はパ球団職員が対象。将来的にはスポーツに興味を持つ一般の人にも門戸を開いて事業化も図りたい考えだ。

昨年11月下旬の第1回では米大リーグ・ドジャースに在籍する佐藤弥生さんが講師役を務めた。

2017年11月下旬、東京都内に6球団のマーケティングや営業担当者など若手職員を中心に約30人が集まった。講師役を務めたのは米大リーグ・ドジャースに10年あまり在籍し、現在国際スポンサーシップ営業などを担当している佐藤弥生さん。ドジャースは2012年に現在のオーナーになってから大リーグトップの観客動員数を維持しており、2部構成で行われた初回はチケット価格を毎年のように上げる強気の戦略やスポンサーの数を絞りつつも契約料金を上げて売り上げを伸ばしている要因などを取り上げた。

「参加者が現場の方だけに積極的で、同じ目線で意見交換できたのは有意義だった」と佐藤さん。市場規模が急激に広がった米大リーグの生の情報を引き出そうと参加者からは質問が相次いだ。

近年海外へ視察に行く球団は増えているが、人数や時間の制約があり、「本当に有益な情報が得られていない可能性もある」とPLM関係者。「それなら、国内に講師を招いて体系的に学んだ方が各球団にとっても効率がいい」というのが、今回の取り組みの出発点になっている。

ビジネススクールでは大リーグだけでなく、他競技から学ぶ機会も設けている。12月中旬には欧州サッカーのFCバルセロナの国際部ディレクターなどを歴任し、メジャーリーグサッカー(MLS)で国際事業コンサルタントを行っている中村武彦さんが「サッカー不毛の地」といわれた米国で急成長を遂げているMLSについて講義。発展の歴史やリーグの出資者になることでチームの運営権を得られる独特のビジネスモデルについて解説した。

PLM関係者は「プロ野球界に優秀な人材を送り込んで流動化を促すハブ役になりたい。ここでヒントをもらって各球団に持ち帰り、ひとつでもアウトプットしてくれたらうれしい」と語る。人材の確保が球界のさらなる発展につながることを期待して今後はスクールの事業化を検討。さらに6球団共同で採用イベントを開催して外部人材を取り込んでいくつもりだ。

(渡辺岳史)

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