2018年7月21日(土)

コメ由来たんぱく質、透析患者に有効 新潟大が確認

2018/1/5 23:00
保存
共有
印刷
その他

 新潟大学は人工透析を受ける慢性腎臓病の患者にとって、コメに含まれるたんぱく質が有効な栄養源になることを臨床試験で突き止めた。身体に悪影響を与えずたんぱく源を補給できる補助食品の開発に役立つとみて、早期の実用化を目指す。

 透析患者は身体のたんぱく質が失われやすいため、一定量の摂取が推奨されている。ただし肉類・乳製品など動物性たんぱく質の食品が多く含むリンや、カリウムをとりすぎると、心臓疾患や動脈硬化の危険が高まるため過剰摂取にも注意する必要がある。

 斎藤亮彦特任教授らが50人の透析患者を対象にした臨床試験で効果を確かめた。コメ由来のたんぱく質を含むゼリーと疑似のゼリーを1日1回、各4週間にわたり摂取した。本物を食べた後の血液検査で吸収するたんぱく質の量は増えたものの、リンとカリウムの濃度は大きく変化しなかったことが確かめられた。

 今後は健康状態や寿命に影響を与えるかを数年単位で確かめる研究などに取り組む。成果は英科学誌の「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に掲載された。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報