2018年7月17日(火)

腕も腰もパンパン…クラフトビール醸造、記者がトライ

コラム(ビジネス)
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2018/1/5 6:30
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■国内市場、再び泡立つ

「MARCA」のクラフトビール

「MARCA」のクラフトビール

 クラフトビールはかつて「地ビール」と呼ばれることが多かった。1994年の酒税法改正でビールの製造免許獲得の条件だった最低製造量がそれまでの年2000キロリットルから60キロリットルに引き下げられた。これにより全国各地で町おこしも兼ねて多くの企業などが参入し、国税庁によると03年にその数は250を超えた。

 ただ当初のブームは長続きせず沈静化。04年から10年連続で減った。しかし、ここ数年で作り手の技術も向上して再び盛り上がりをみせ、14年に11年ぶりに増加に転じた。富士経済(東京・中央)によると、国産クラフトビールの市場規模は16年に前年比20%増の42億円だったもよう。

 「MARCA」のように原料に占める麦芽の割合が少なく、副原料を使う「発泡酒」の製造免許を持つ醸造所も多い。副原料の使用量が麦芽の50%超のものや、果物などの副原料を使ったものだ。その分、特色ある味わいが楽しむことでき、人気を集める。

 一方、キリンビールがまとめた16年の世界のビール生産量は前年比0.6%減と3年連続で前年割れ。世界的にビール離れが顕著になる中、米国など海外でもクラフトビールへのシフトが続く。

 キリンは14年に国内クラフト最大手のヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)、16年に米ブルックリン・ブルワリー(ニューヨーク州)とそれぞれ資本・業務提携。サッポロホールディングスも米アンカー・ブリューイング・カンパニー(カリフォルニア州)を買収するなど、成長市場の奪い合いが過熱している。

(大阪経済部 中尾良平)

[日経産業新聞 2018年1月5日付]

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