嵐にマッチ、ジャニーズが公式サイトに写真掲載

2018/1/4 14:18
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大手芸能プロダクション、ジャニーズ事務所が年明けから、公式ファンサイトで所属タレントの写真の掲載を始めた。同事務所はネットでの映像露出を厳格に制限することで知られているが、動画配信ビジネスの興隆などを受け、今後方針変更に踏み切る可能性がある。有力な男性タレントを多く抱える事務所だけに、エンターテインメントビジネスに大きな影響を与えそうだ。

アマゾン・ドット・コムの通販サイトで表示されるテレビ雑誌の表紙。ジャニーズ事務所のタレントの写真は白抜きになっている。

「ジャニーズ・ネット」の所属アーティストを紹介するコーナーで、嵐、TOKIO、近藤真彦さん、木村拓哉さんなどの写真が掲載されている。動画は4日昼時点ではない。

同事務所は、違法コピーが大量に出回る可能性がありタレントの権利を守れないとして、ネットでの映像利用に極めて慎重な姿勢を取ってきた。例えば、所属タレントが表紙になっているテレビ雑誌をネット通販サイトで販売する場合、写真は白抜きや黒塗りにするよう出版社などに求めている。テレビ番組のネット配信の同意も、NHKの紅白歌合戦などわずかな事例しかない。

ただ、ネットフリックスやHuluなどネットでの有料コンテンツ配信サービスが広がり始め、吉本興業などは所属タレントの活躍の場としてネット配信を積極的に利用するようになってきた。民放各局も相次いで番組のネット配信に乗り出したほか、NHKは放送のネット同時配信を検討中。ジャニーズ事務所のネット制限の独自方針は、早晩修正を迫られるとの声がエンターテインメントビジネスの関係者の間から出ている。

同事務所に所属していた元SMAPの稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんの3人が、サイバーエージェントのネットテレビ「AbemaTV」(アベマテレビ)に出演し、多くの視聴者の支持を得ていることなど、人気タレント自身の意識の変化も指摘されている。

(石塚史人)

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