2018年7月23日(月)

キヤノンメディカルに社名変更、20年売上高6000億円弱に

2018/1/4 11:54
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 キヤノン東芝から買収した医療機器メーカー、東芝メディカルシステムズが4日、社名をキヤノンメディカルシステムズに変更した。同日、栃木県大田原市の本社で新しい社名ロゴの除幕式が開かれ、滝口登志夫社長は「名実ともにキヤノングループ入りした。キヤノンの成長を支えるために尽力していく」と意気込みを語った。カメラや複合機市場が成熟するなか、成長が見込める医療分野で事業拡大を目指す。

社名変更の式典で挨拶するキヤノンメディカルシステムズの滝口登志夫社長(4日、栃木県大田原市)

 4日午前、日本経済新聞社の取材に応じた滝口社長は「キヤノンの画像処理技術などを製品開発に生かしていきたい」と話し、現在売上高4390億円、営業利益率4.9%(17年12月期見通し)の医療事業を「20年に売上高6000億円弱、営業利益率を10%にする」と述べた。

 キヤノンの画像処理技術を組み合わせたソフトを今春にも発売する計画。工場でも製造装置の稼働音をモニターし、その動作が正常か判断するキヤノンの技術を導入し、生産効率を高める。

 コンピューター断層撮影装置(CT)など画像診断装置市場は米ゼネラル・エレクトリック(GE)と独シーメンス、オランダ・フィリップスの3強が多くのシェアを占めているが、滝口社長は「欧米を中心にシェアの拡大を目指す」とした。ベンチャーを中心にM&A(合併・買収)も検討していく。

 統合作業や医薬品医療機器法(旧薬事法)に対応するための手続きが済み、正式に社名を変更した。キヤノンが6655億円の巨額を投じて東芝メディカルを買収したのは16年12月。主力事業のカメラや複合機市場が成熟するキヤノンにとって、新規事業の育成は急務。医療は、商業印刷、産業機器、ネットワークカメラに次ぐ4つ目の新規事業と位置付ける。御手洗冨士夫会長兼最高経営責任者(CEO)は「今後、大黒柱の一つにしたい」と期待する。(斉藤美保)

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