音楽配信スポティファイ、NY市場に上場へ 異例の方式で
【ニューヨーク=山下晃】音楽配信サービスを手がけるスウェーデンのスポティファイが米証券取引委員会(SEC)に上場を申請したことが3日、分かった。2018年前半の上場を目指しており、時価総額は200億ドル(約2兆2500億円)規模になるとの指摘もある。上場時に資金調達をしない「ダイレクトリスティング(直接上場)」という手法を検討しているという。
米メディアが相次いで伝えた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場する。スポティファイは直接上場の仕組みで上場が可能かどうか取引所と話し合いを進めてきていた。
新株の発行を伴わない上場は既存の株主にとっては持ち分の希薄化を防ぎつつ、売買機会を得られる利点がある。一方で上場後に株式の流動性を十分に確保できない可能性も指摘されている。
非上場ながら時価総額価値の大きい「ユニコーン企業」の多くは、上場しなくても資金を調達しやすくなっている。
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