2018年10月18日(木)

12月のFOMC議事要旨 利上げペースに慎重論も

2018/1/4 4:29
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【ワシントン=長沼亜紀】米連邦準備理事会(FRB)は3日、2017年12月12~13日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。前回12月のFOMCでは6カ月ぶりに利上げを決め、18年には引き続き年3回の利上げ見通しを公表したが、一部委員は物価の停滞を理由にこの利上げペースに慎重な姿勢を示していたことが分かった。

議事要旨によると、委員は財政刺激策などでインフレ圧力が高まり利上げペースの加速が必要になる可能性を指摘する一方、物価上昇率が2%に届かないリスクも議論。多くの委員は物価の停滞は「一時的」との見方を維持したが、技術革新やグローバル化でインフレ圧力が弱まっている可能性を指摘する委員もいた。

複数の委員は18年末までに3回の利上げをするシナリオに「自信がもてない」とし、「緩やかではあるが、持続的な2%の物価上昇率への回帰と矛盾する可能性がある」と主張した。一方、複数の委員は、これまでの利上げにもかかわらず金融情勢が緩和的である点をあげ「適切なペースはこのシナリオよりやや速い」と述べた。

税制改革に関して、多くの委員は個人消費と企業の資本投資をいくらか押し上げると予測したが、その影響は不透明だとした。またその影響の一部はすでに経済活動や労働市場に織り込まれているとした。

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