2018年4月21日(土)

米は慎重姿勢崩さず 北朝鮮の出方見極め

2018/1/3 10:32 (2018/1/3 22:01更新)
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 【ソウル=山田健一、ワシントン=永沢毅】南北連絡チャンネルの再開で南北会談への環境は整い始めたが、米国は北朝鮮の一連の動きに懐疑的だ。3日の米韓外相協議で米側は北朝鮮の非核化が最優先との考えを示し、北朝鮮の出方を見極める姿勢を崩さなかった。

 ティラーソン米国務長官と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は3日、電話協議し、北朝鮮問題で意見交換した。韓国外務省が発表した。康氏は韓国が2日に北朝鮮に南北会談を提案した背景などを説明。ティラーソン氏は「米韓協力のもと北朝鮮を非核化の道に誘う」重要性を説き、北朝鮮の非核化を最優先に考えるよう促した。

 韓国側の発表によると、両氏は米韓が緊密に連携して北朝鮮・核問題の平和的解決に向け外交努力を続けることで一致した。ただ、米国側の発言からは、1日の「新年の辞」で南北対話ににわかに前向きになった北朝鮮への警戒感がにじんだ。

 米韓外相協議に先立つ2日、ヘイリー米国連大使は、正恩氏が韓国との対話に意欲を示したことについて「北朝鮮が全ての核放棄を進めるなんらかの措置をとらない限り、いかなる対話も真剣に受け止めることはない」と述べた。「北朝鮮が誰と対話しようと勝手だが、核放棄に同意するまで米国は(対話を)認めない」とも語った。

 北朝鮮との対話はあくまで核放棄に向けた行動が前提との認識を示した。ヘイリー氏は北朝鮮による追加のミサイル発射の可能性に触れ、実施した場合は「さらなる措置をとらないといけない」と追加制裁に踏み切る構えを示した。

 これに関連し、サンダース大統領報道官は2日の記者会見で「我々の対北朝鮮政策は変わっていない」と強調。北朝鮮が離反を促そうとしている米韓関係も「韓国との同盟関係はかつてなく力強い。北朝鮮に最大限の圧力をかけるため連携を続ける」と述べた。

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