2018年1月24日(水)

福島・浪江町の漁港 震災後初の出初め式 豊漁祈願

北海道・東北
社会
2018/1/2 17:18
保存
共有
印刷
その他

 東京電力福島第1原子力発電所事故に伴う避難指示が一部解除された福島県浪江町の請戸(うけど)漁港で2日、漁船の出初め式が7年ぶりに開かれた。東日本大震災後初めてで、大漁旗を掲げた約20隻が海に神酒をささげ豊漁と安全を祈った。

大漁旗をなびかせて次々に請戸漁港を出る漁船(福島県浪江町)

 震災前は約100隻の母港だったが、津波で大半が失われた。先頭で出港した第十一高栄丸は田んぼで見つかり修復。船主の高野一郎さん(70)は「本格操業まで道のりは遠い」と話しながらも「きょうの姿をみて(故郷に)戻ろうと考える人がいてくれたら」と期待を口にした。

 周囲には被災当時のままの家屋や損傷した道路標識が残るが、港は式を目当てに里帰りした人々でひととき活気づいた。

 千葉県から家族5人で里帰りした高田理香さん(34)は「震災後に生まれた3人の子に見せたかった」と笑顔。同県南相馬市に住む二宮美奈さん(31)は「お正月と言えば請戸の出初め式。震災前には戻れないが、みんなでわいわいできる場所にしていきたい」と語った。

日経電子版が2月末まで無料!初割のお申し込みは1月31日まで!

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報