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アップル、割安で電池交換 iPhone旧機種

速度低下設定を謝罪

【シリコンバレー=兼松雄一郎】米アップルは28日、スマートフォン「iPhone」の基本ソフト(OS)更新により旧機種の動作速度を抑えていたことを謝罪し、割引料金で電池交換に応じると発表した。消費者からの集団訴訟に直面しているほか、主要市場の中国で中国共産党機関紙の人民日報から対応を批判されるなど問題が広がっていた。消費者に割安な電池交換の選択肢を示し、早期の幕引きを図る。

2018年1月下旬から年末までiPhone6以降の旧機種について電池交換料金を現行の79ドル(約8900円)から29ドルへと大幅に引き下げると公表した。また、18年の早い段階に電池の劣化状況を確認できるようOSを更新する。アップルは声明で謝罪とともに「上位機種への買い替えを促すために製品寿命を意図的に短くするようなことは決してしない」と釈明した。

iPhoneの動作速度が低下する問題は、性能分析ソフトを手がける米社の調査結果をアップルが認めたことを受け、イリノイ州やカリフォルニア州などで相次ぎ消費者が集団訴訟を起こしていた。アップルはCPU(中央演算処理装置)の処理性能を抑えていたのは電池が劣化した旧機種で予期せぬ緊急停止が起き、データが消えるなど顧客の利用体験が損なわれることを防ぐ目的だったと説明している。

ただ、端末の性能を下げるにあたり事前の通告や同意手続きが顧客との間でなかった点や、顧客を買い替えに誘導したとも解釈できる点が法的リスクにつながっている。

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