2018年1月20日(土)

U―18起業家、輝く原石「21世紀少年」たち

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2018/1/1 6:30
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■10代から教育「仲間と挑戦・創造を」

高校生・高専生向けの起業家育成イベントも開かれた(12月26日、東京都中央区)

高校生・高専生向けの起業家育成イベントも開かれた(12月26日、東京都中央区)

 マイクロソフトのビル・ゲイツも、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグも10代で事業を起こした。未来の経営者を育てるのに早いに越したことはない。日本の起業家教育も10代が中心になり始めた。

 12月26日、東銀座。ドワンゴの会議室を借り、高校生向けの起業体験イベントが開かれた。首都圏だけでなく、広島県や大分県からも参加者が集まった。

 12人の高校生が4チームに分かれ、2日間かけて事業アイデアを競う。街に出て消費者の意見を聞くなど自ら動き、事業案を練る。この日は、サムライインキュベート代表取締役の榊原健太郎ら投資家や企業の担当者の前で最終プレゼンに挑んだ。

 「誰の問題を解決したいの?」「費用対効果は?」。審査員から厳しい質問が飛ぶ。榊原氏は「年齢は関係ない。本気の人に投資したい」と真剣だ。2014年からイベントを運営するまつりば(東京・渋谷)代表取締役の森真悠子は「起業を後押しするのが目的ではなく、仲間との挑戦や創造など、働く上で必要な起業家精神を身につけてもらいたい」と話す。

 審査員の一人、ドレイパーネクサスベンチャーズの中垣徹二郎マネージングディレクターも「大人に比べて背負っているものが少なく、瞬発力がある」と若者の起業を歓迎する。

 国も動き出した。文部科学省は16年度から小・中・高を対象に起業体験の推進事業を始めた。起業家の経験談を聞いたり、模擬的に起業したりする内容で、17年度は約10の自治体が参加した。

 5年に一度の総務省の就業構造基本調査によると、10代の起業家は12年に800人。最新の数字はまだ出ていないが、一つ一つの粒は大きく育っているに違いない。

=敬称略

(企業報道部 若杉朋子・吉田楓、映像報道部 森園泰寛・古谷真洋)

[日経産業新聞 2018年1月1日付]

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